徳仁親王、青春時代の清新な英国留学記 新装復刊!
「心地よい車の震動に身をゆだねながら、私は自分の前に二年間という、かつてまったく経験したことのない長さの外国生活、未知でいて心躍るような留学生活というドラマの幕が静かに開きつつあるのを実感していた」(本書より)
1983年から約2年間を過ごされたオックスフォード大学での日常生活や研究生活、音楽活動、ご学友との交流、登山やテニスなどのスポーツ、英国内外への旅……内側から英国を眺め、外にあって日本を見つめ直した「何ものにも代えがたい貴重な経験」。1993年に学習院より刊行されたものに、あらたに書き下ろされた後書きを付した。
彬子女王殿下が訪ねる「最後の職人」たち。世界に誇るべき日本の手わざ。江戸期より明治、大正、昭和と守り伝えられてきたものが、いま、消えつつあります。烏帽子(えぼし)、杼(ひ)、蒔絵筆(まきえふで)、烏梅(うばい)、和釘(わくぎ)、キリコ、金唐紙(きんからかみ)、御簾(みす)、漆(うるし)かき道具……。
彬子女王殿下が誘うひと味違う究極の京都ガイド。京都に暮らし、日本美術研究者として活動する三笠宮家の彬子さまが、寺町通、四条通、河原町通など、歴史を刻む道と街並みの醍醐味を親しみやすい筆致で綴る。
「昨年の2017年から、私はおかしくなっていった。」「仕事では楽しく笑顔でいられていても、家に帰ってひとりになると無気力になり、気が付けば虚無感と頭を抱え、何をしても悲しいなとしか感じず、ぼんやり虚空を見つめる様になった。」笑顔の裏で抱えていた虚無感、コロナ禍下での毎日、進化する音楽制作、大切な人との別れ、出会いと未来、愛おしい生活について。約7年半にわたる星野源の日々と創作、周囲の人々。その思考と「心の内側」を真っ直ぐに綴ったエッセイ集。
ドラマ「逃げ恥」、「真田丸」、大ヒット曲「恋」に「紅白」出場と、2014年以降、怒濤の日々を送った2年間。瞬く間に注目を浴びるなかで、描写してきたのは、周囲の人々、日常の景色、ある日のできごと、心の機微……。その一篇一篇に写し出されるのは、星野源の哲学、そして真意。星野源の大人気エッセイ集、書き下ろしを加え文庫化!
『源氏物語』をいま、どのように読むか。紫式部がほんとうに書きたかったこととは何か――
5年かけて全訳に挑んだ作家・角田光代と、注目の平安文学研究者・山本淳子が、『源氏物語』と紫式部、一条天皇・定子、藤原道長など、現代の視点で語り尽くす!「定子は桐壺更衣のモデル?」「藤壺は光源氏を愛していたのか?」
いまなお千年の時代を越えて語りかけてくる日本文学最大の傑作、
『源氏物語』をより深く楽しく読むための対談集。
新直木賞作家、日本史最大のミステリ――「本能寺の変」に挑む 奇妙、珍妙、でも感動! マキメ・ワールド最高潮‼その死体は信長――密室殺人事件に巻き込まれた私は、うっかり本能寺の変の謎に挑んでしまう……。洛中女子寮ライフ――14回生以上との噂のある、女子寮の“お局様”の正体は!?京都の摩訶不思議を詰め込んだ「静」と「動」の2篇
女子全国高校駅伝――都大路にピンチランナーとして挑む、絶望的に方向音痴な女子高校生。謎の草野球大会――借金のカタに、早朝の御所G(グラウンド)でたまひで杯に参加する羽目になった大学生。
京都で起きる、幻のような出会いが生んだドラマとは――。今度のマキメは、じんわり優しく、少し切ない人生の、愛しく、ほろ苦い味わいを綴る傑作2篇。